翻刻
【右丁上段】
○戽斗(こと)は桶(をけ)になわをつけ
て田(た)へ水(みづ)を入るものなり是(これ)
もひでりのときもちゆる具(ぐ)
なり戽(こ)桶(よう)同
○魚梁(ぎよりやう)は海中(かいちう)に竹(たけ)の簀(す)
を入(いれ)て魚(うを)をとるものなり
罶(りう)同/俗(ぞく)にやなといふこれ
なり筍(じゆん)同
○塘網(たうあみ)は引(ひき)あみといふ (補)大海(だいかい)に
て魚(うを)をとるあみなり方一里(はういちり)
にうけの桶(おけ)をつけて大(おほ)ぜい
の人/引(ひき)よするなり
○榰柱(しちう)は家(いゑ)のゆがみたるを
なをすつかへなり牮(たい)は今(いま)
いふうしなり
○楨幹(ていかん)は両題(りやうたひ)を楨(てい)といふ
【左丁上段】
両傍(りやうはう)を幹(かん)といふついぢいた
なり
○水平(すいへい)はみつはかりなり
水(みつ)なわを引(ひき)て高下(かうけ)を
はかるものなり (補)番匠(ばんしやう)に
もちゆる具(ぐ)なり度竿(とかん)
同じ
○土圭(とけい)は図景(とけい)とも時計(とけい)とも
書(かく)なり昼夜(ちうや)十二/時(とき)を
はかるうつはものなり
(補)しやくどけいといふあり時(と)
計(けい)に大小(だいしやう)あり
○障子(しやうじ)は障(しやう)の字(し)へだつ
るとよむ風(かせ)をへたてふせく
のこゝろなり子(じ)は付字(つけし)也
あかり障子(しやうし)腰障子(こししやうじ)あり
【右丁下段挿絵】
戽斗(ことう)《割書:なげつるべ》 塘網(たうまう)《割書:ひきあみ》
魚梁(ぎよりやう)《割書:やな》
【左丁下段挿絵】
榰柱(しちう)《割書:つかへ》 楨幹(ていかん)《割書:ついぢいた》 水平(すいへい)《割書:みづばり》