翻刻
【右丁上段】
○梯(てい)は俗(そく)にいふのぼりはし
なり又はしご
○凳(とう)はくらかけなり踏凳(たつとう)
ともいふ
○炬火(こくは)はたいまつなりたち
あかしともいふ松明(せうめい)同
○燎火(りやうくは)はにはびなり庭燎(ていりやう)
とも門燎(もんりやう)ともいふ神代(じんだい)より
はじまる禁中(きんちゆ)節会(せちゑ)に有
○唧筒(そくとう)は今いふ水はじき
なり火事(くはじ)のときもちゆ
又は庭(には)の樹木(じゆもく)に水をうつに
もちゆるなり
○爼(そ)は祭(まつり)にいけにへをのす
るものなりまないたと訓(くん)
ずつくえなり
【左丁上段】
○胡床(こしやう)は俗(そく)にこれを床(しやう)
机(ぎ)といふ又あぐらといふ
○竿(かん)はさほなり笐(かう)は物
ほしさほ𥮕(かう)同
○標榜(へうはう)はふだなりまた
簡版(かんはん)
○署扁(しよへん)は今いふ額(がく)なり
扁額(へんがく)扁牌(へんはい)ならひに同
○渾儀(こんぎ)は渾天儀(こんてんぎ)又は璇(せん)
璣玉衡(きぎよくかう)ともいふ日月の運(うん)
行(かう)をはかる物なり
○磁針(じしん)は磁石(ししやく)に針(はり)をさし
て東南(とうなん)をしるものなり広(くはう)
野(や)海上(かいしやう)にたづさゆる物也
○仏龕(ぶつがん)は今いふ仏像(ぶつざう)を
いるゝ厨子(づし)なり
【右丁下段挿絵】
渾儀(こんぎ)《割書:こんてんぎ》 磁針(じしん)
仏龕(ぶつがん)《割書:づし》 仏座(ぶつざ) 華鬘(けまん) 錫杖(しやくじやう)
【左丁下段挿絵】
椸(い)《割書:みそかけ いかう》 木魚(もくぎよ)
鈴杵(れいしよ) 鈴(れい) 《割書:独鈷(とくこ) 三鈷(さんこ) 五鈷(ごこ)》
手炉(しゆろ)《割書:えがうろ》 数珠(すうじう)《割書:じゆず》
宝(はう)▢(ら)【片+票】《割書:ほらのかい》 筁(きよく)《割書:を》