翻刻
【右丁上段】
又/在家(さいけ)手水鉢(てうづばち)の前(まへ)にも立る
いしどうろ
○魚箸(ぎよちよ)はまなばし也/魚鱠箸(まなばし)
又は肉箸(すなばし)とも書(かく)べし
○交椅(かうい)は今(いま)いふ曲彔(きよくろく)のこ
となり字(し)未詳(いまだつまびらかなら)【「未」の送り仮名「ず」が欠けているか?】
○摺畳椅(しうでうい)はたゝみ曲彔(きよくろく)なり
○神主(しんしゆ)は廟主(べうしゆ)なり儒者(じゆしや)
のいはゐなり神主(しんしゆ)をおほ
ふさやを櫝(とく)といふ
○霊牌(れいはい)は仏者(ぶつしや)のいはゐ也
かたちさま〴〵かはりあり
○石碑(せきひ)は墓所(むしよ)にたつる石(せき)
塔(たう)なりいしぶみといふ碑(ひ)に
銘(めい)を書(かく)なり
○羽子板(はごいた)は正月に羽(はね)をつく
【左丁上段】
ものなり胡鬼板(こきいた)ともいふ
○酒帘(しゆうん)はさかばやしなり
一に望子(ばうし)ともいふ酒望子(さかばうし)
といふをあやまりてさかばや
しといふ
○鎹(そう)はかすがいなり鉄(てつ)にて
これをつくる鈌(けう)同
○鎖はくさりなり鉄鎖(てつさ)銅(とう)
鎖(さ)ならびに同又/鋃鐺(らうたう)とも
書(かさ)【「かく」とは読めない】べし
○/𣞙(さう)はつゞみのたうなり又
𣐎(くは)とも書なり
○和卓(くはしよく)はこゑをあやまりて
をしきといふよつて折敷(をしき)
とも書なり
○草薦(さうせん)はこもなりわら
【右丁下段挿絵】
㡠褙(とうほい) 紙手(かうで) 短冊(たんさく) 要(かなめ) 啄木(たくぼく)
柳筥(やないばこ) 抽匣(ちうかう)《割書:ひきだし》 土瓶(どびん) 滴器(てきき)《割書:げすい》
煙盃(ゑんはい)《割書:きせる》 皺皮(すうひ)《割書:ひきはだ》
【左丁下段挿絵】
宝蓋(ほうかい)《割書:てんがい》 棺(くわん)《割書:ひつき》
輀(し)《割書:ひつきぐるま》 龕(がん)