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コレクション: 春画資料

BnF. Département des manuscrits. Japonais 216 (2) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 216 (2) - ページ 30

ページ: 30

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いんで顔(かほ)見(み)せて嬉(うれ)しからせてあげたがよいわいな〽わしは又(また)嗅(かゝ)の事(こと)よりそもじの事 ばかり思(おも)ふて居(ゐ)たがさだめし今(いま)では能(よい)亭主(をとこ)もつて中(なか)むつましうしてわしが事(こと)な ぞは思ひ出(だ)してもくれはせまい〽なにいふてじやいな恥(はづ)かし事じやがわたしが十五(じふご)の 歳(とし)にはじめておまいに新開任(おそわつた)のぢやもの其(その)時(とき)の事(こと)わすれるものじやないわいな 〽イヤどうかしれぬわへわすれたかわすれんか一寸(ちよつと)浚(さらつ)て見(み)ちやどうじや〽どうなと 〽しかしそもじの御亭主(ごてさん)に見(み)つかつちやわるい〽いゝゑいな今日(けふ)は遠方(ゑんはう)へやとはれて 行(いん)でぢやゆへ明日(あす)でなければ戻(もどり)はせぬわいな〽そりやうまい。さいわひ爰(こゝ)は人(ひと)もなし 帰国(きこく)早々(さう〳〵)間男(まおとこ)もめづらしい久(ひさ)しぶりでこりやたまらぬト女の前(まへ)へ手(て)を入(いれ)くぢりか け〽大(だい)ぶん広(ひろ)うなつたようぢや〽にくて口(ぐち)いふてかいなおまへ江戸(えど)さんがいへ行(い)てあく 所(しよ)ぐるいしてへりはせぬかへトへのこをさぐりじつと握(にき)り〽けつく前より大(おゝ)きうなつたな 〽故郷(こきやう)へ土産(みやげ)にすこやかに育(そだて)あげたつもりじや〽女房(おうち)さんにかへな〽なんのいそもじに 〽嘘(うそ)や〽うそかほんか此(この)勢(いきほ)ひ見さんせトくぢりぬいた開(ぼゝ)へあてがい一度(いちど)にぬつト根