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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 105

ページ: 105

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ける。是(これ)我(わ)か本朝(ほんてう)の天子(てんし)百一 代(だい)後小松院(ここまつのゐん)應永年中(おうえいねんぢう)足利義満公(あしかゞよしみつこう)の治世(ぢせい) 李成桂(りせいけい)こゝに於(おゐ)て大明(たいみん)へ朝貢(てうこう)の使(つかひ)を通(つう)じ。年号(ねんがう)正朔(せいさく)にいたるまでみな一 に大明(たいみん)の制法(せいはう)に承(う)け順(したが)ふ。かくて我朝(わがてう)近頃(ちかごろ)打(うち)つゞいて闘諍(とうぜう)諸国(しよこく)に起(おこ)り。反(ほん) 逆(ぎやく)逃亡(とうはう)の輩(ともから)其身(そのみ)を寄(よ)すべき所(ところ)なき者(もの)は。一族(いちぞく)徒党(とたふ)を引(ひき)いれて大船(たいせん)を 多(おほ)く海上(かいじやう)に乗(の)り浮(うか)め。往来(わうらい)の蛮舶(ばんはく)商船(しやうせん)の宝物(ほうもつ)をかすめ奪(うば)ふて年月(としつき)を 送(おく)り或(あるひ)は大明(たいみん)朝鮮(てうせん)の津々嶋々(つゞしま〴〵)を見立(みたて)。勝手(かつて)のよからん方(かた)に押入(おしいり)て乱防(らんばう) に及(およ)ばざれども。弓矢(ゆみや)を携(たつさ)へ兵甲(へいかう)を着(き)たれば漁人(ぎよしん)農夫(のうふ)は云(いふ)におよばす 官人(くわんにん)といへども混(みだ)りに是(これ)を防(ふせ)ぐに及(およ)ばず。大明(たいみん)朝鮮(てうせん)大(おほい)にくるしみ使書(ししよ)を発(はつ)し てうつたへ歎(なげ)くといへども。亡名(はうめい)流浪(るらう)の士(し)のなすところ一(いつ)に我国(わがくに)の預(あづか)り知(し)る儀(ぎ)にあ らずと答(こた)へらる。且(かつ)又(また)國内(こくない)近年(きんねん)静謐(せいひつ)ならねば。朝鮮(てうせん)より貢献(こうけん)の怠(おこた)り