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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 112

ページ: 112

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て此職(このしよく)に居(すへら)れける。秀吉重(ひてよしかさ)ねて令(れい)を下(くだ)し宣(のたま)ふやう。玄以(けんい)は京洛(けいらく)の所司代(しよしたい)とし洛(らく) 外(くわい)の。神社佛閣(じんじやぶつかく)僧俗(そうぞく)の雑事(ざつし)何(なに)によらず。是(これ)を掌(つかさと)つて裁許(さいきよ)せよ。長束大蔵(なかつかおほくら)は天下(てんか) の年貢(ねんぐ)。軍役(くんやく)の事(こと)を司(つかさ)どれ。長政(ながまさ)長盛(なかもり)三成(みつなり)は諸(もろ〳〵)の評定(ひやうちやう)を吟味(きんみ)せよ。万一(まんいち)不善(よからさる) の事(こと)をかまへ。民(たみ)百姓(ひやくせう)を労困(らうこん)せしむるの政(まづりこと)をなすべからず。小事(せうじ)あらば一二人にて相(あい) 計(はか)るともこれ可(か)なり。郡国(ぐんこく)の政事(せいじ)の相談(さうだん)をば速(すみやか)に評議(ひやうぎ)をなすべし。公儀(こうぎ)遅(ち) 滞(たい)のことあらんは。是(これ)民(たみ)の困窮(こんきう)する本(もと)たるべし。籠獄(らうごく)訴訟(そせう)を決断(けつだん)せば慎(つゝしん) んで聴(きゝ)さはき富(とめ)るを愛(あい)し。貧者(まつしきもの)を軽(かろ)んずべからずと。理世安民(りせあんみん)の政(まつりこと)を諸(しよ) 奉行(ぶぎやう)に仰付(おふせつけ)らるれば。おの〳〵此議(このき)を承(うけ給は)り恭(つゝしん)で退出(たいしゆつ)せられける    橘康廣(たちはなのやすひろ)朝鮮(てうせん)に到(いた)る事(こと) 其歳(そのとし)も既(すて)に暮(くれ)明(あく)れば。天正(てんしやう)十四 年(ねん)にもなりにけり。ある時(とき)に秀吉公(ひてよしこう)老臣(らうしん)近従(きんじふ)