Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 150

ページ: 150

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の旨(むね)を告(つげ)やりける大明帝(たいみんてい)は敢(あへ)て是等(これら)を恐(おそ)るべき事(こと)ともせず。唯(たゝ)海浜(かいへん) の兵士(へいし)に令(れい)して軍船(ぐんせん)をとゝのへたる用心(ようじん)の事(こと)ばかりなり。琉球(りうきう)よりも日本(につほん)へ 返(へん)書も贈(おく)らすして。さて止(や)みたりける    朝鮮(てうせん)大明(たいみん)へ急援(きふえん)を告(つぐ)る事(こと) 茲歳(ことし)大明国(たいみんこく)萬暦(ばんれき)辛卯(かのとう)は。日本(につほん)の天正(てんしやう)十九 年(ねん)に当(あた)れり。然(しか)れば去年(きよねん) 朝鮮(てうせん)より我国(わがくに)へ指遣(さしつかは)すところの。来使(らいし)黄允吉(くわういんきつ)金誠一(きんせいいつ)が等(ともから)此春(このはる)に至(いた)り て帰国(きこく)なす。両使(りやうし)はすでに来朝(らいてう)して日本(につほん)にありし時(とき)。彼国(かのくに)のもてなしの 体(てい)より始(はじ)め。秀吉公(ひでよしこう)の風度(ふうど)諸臣(しよしん)のやうすまてくわしく是(これ)を述(のべ)おわつて 再(ふたゝ)ひ誠一(せいいつ)申(まうす)やう。我等(わかともから)まさに帰国(きこく)せんとするに当(あた)りて。彼国(かのくに)の荅書(たふしよ)を 裁(さい)せず。先(まづ)両人(りやうにん)の者(もの)は回(かへ)り去(さ)るべし後(あと)より荅書(たふしよ)をやらんと云(い)ひし。其時(そのとき)