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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 260

ページ: 260

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あり。一ツはまた竹山龍仁(ちくさんりうじん)といふところを経(て)て。漢江(かんこう)の南(みなみ)に出(いづ)るなり。また金海(きんかい) より進(すゝ)むには星州(せいしう)茂渓縣(ぼけいけん)より江(え)を渡(わた)り。知礼(ちれい)金山(きんさん)の所々(しよ〳〵)を過(す)ぎ忠清道(ちくしやくたい) 永同(えいどう)なんどいふ所(ところ)をすぎ。京都(きやうと)に向(むか)ふ道(みち)もあり何(いづ)れなりとも清正(きよまさ)の量見(りやうけん) 次第(しだい)にいたし申さん。なれど南大門(みなみおゝもん)は道遠(みちとほ)く。東大門(ひがしだいもん)は道(みち)すこし近(ちか)けれど 大河(たいが)の津(わたり)ありて行難(ゆきがた)し。南(みなみ)の路(みち)すぢは遠(とほ)しといへども川(かは)なふして平地(へいち)なり。 兔(と)にも角(かく)にもその意(こゝろ)にまかせ給へといふ。  一説(いつせつ)に南大門(みなみだいもん)に向(むか)ふ行程(こうてい)近(ちか)ふして河(かは)あり。東大門(ひがいたいもん)に向(むか)ふ道路(みち)すこし  く遠(とほ)くして平土(へいど)といふ。しかしながら彼国(かのくに)の記(き)に述(のぶ)るところ。南方(なんはう)江辺(こうへん)  に出(いで)て河津(かしん)なし。東方(とうばう)に出(いづ)る道(みち)江(え)を渡(わた)り津(しん)を渡(わた)るとある故(ゆゑ)に。彼(かの)  書(しよ)したがつて東南道(とうなんみち)をかへて記(しる)す。