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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 357

ページ: 357

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大明(たいみん)よりの援兵(ゑんへい)も来(きた)らん。今(いま)城(しろ)を棄(すて)て落(おち)給はんには。是(これ)より義州(ぎしう)の地(ち)に至(いた)るまで 更(さら)に拠(よ)るべき地(ち)なくして。其勢(そのいきほ)ひ必(かなら)ず国(くに)を亡(ほろぼ)すに至(いた)らんといへば。左相(さしやう)尹斗壽(いんとじゆ)は此議(このぎ)に 同(どう)じぬ。柳成龍(りうせいりやう)また鄭徹(ていてつ)にむかひ平生(へいぜい)常(つね)におもひしは。公(こう)慷慨(かうがい)の慍(いきどほり)を発(はつ)し難易(なんい)を 避(さ)けず。国家(こくか)のために身(み)を殺(ころ)して。冠(あだ)を防(ふせ)ぐべきの器量(きりやう)なりとおもひつるに。豈(あに)思(おも)は んや今更(いまさら)その議(ぎ)の如此(かくのごとく)ならんとはと。はげませども一 言(ごん)の返荅(へんたふ)をもなさばこそ。また 尹斗壽(いんとじゆ)は彼(かの)文山(ふんさん)が詩(し)を吟詠(ぎんゑい)し。我欲(われほつす)_三借(かりて)_レ剣(けんを)斬(きらんと)_二佞臣(ねいしんを)_一といふを聞(きゝ)。鄭徹(ていてつ)はつゐに その座(ざ)にたまらず。大(おほい)に怒(いか)り顔色(がんしよく)して袂(たもと)を奮(ふる)つて立去(たちさ[り])けり 朝鮮征伐記(てうせんせいばつき)巻之八《割書:終|》