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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 428

ページ: 428

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にとゞまり此(この)乱民(らんみん)の取掠(とりかす)むるを鎮(しづ)め定(さだ)めて給(たま)はれかし。左(さ)あらば邑人(ゆうしん)の譟(そう) 動(どう)もやみなんか。我等(われら)不幸(ふこう)にして其下(そのしも)を令(れい)するに聞(きゝ)したがふ者(もの)なし。まさに 今(いま)は海辺(かいへん)にかくれ避(さけ)んと存(ぞん)ずといふ。柳成龍(りうせいりやう)是(これ)を聞(きゝ)実(げに)もと是(これ)ほどに優(ゆたか) なる米穀(べいこく)を儲(たくは)へ置(おく)ことなれば。大明(たいみん)の援兵(ゑんへい)の粮米(らうまい)も不足(ふそく)なからんを。乱民(らんみん) の為(ため)に奪(うは)はれんは口惜(くちおし)きことどもなり。しばらく是(これ)を制(せい)して見(み)んと。引率(いんそつ)し たる軍官(ぐんくわん)六人に途中(とちう)にて収(おさ)め得(え)たる兵卒(へいそつ)十九人に下知(げぢ)を加(くわ)へ。各(おの〳〵)弓箭(きうせん)を 取(とり)もたせ左右(さいふ)に是(これ)を立(たて)ならべて。官所(くわんしよ)の大門(たいもん)にひかへたるが其日(そのひ)もすでに午(うま) の刻(こく)に過(すぎ)たりけり。柳成龍(りうせいりやう)熟々(つく〳〵)こゝにおもひ廻(まは)すに。我(われ)君命(くんめい)を蒙(かうふ)り大明(たいみん)の 軍(ぐん)を待受(まちうけ)。一 時(じ)もはやく倭兵(わへい)を退(しりぞ)くべきの役人(やくにん)として。如何(いか)に米穀(べいこく)を乱(らん) 民(みん)の為(ため)に掠(かす)めとらるゝが惜(おし)きとて。久(ひさ)しくこゝに有(ある)べきやうなし。早(はや)く行(ゆく)には