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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 437

ページ: 437

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両将(りやうしやう)として精兵(せいへい)三千人を引率(いんそつ)し。朝鮮(てうせん)の国境(くにさかへ)鴨緑江(わうりよくこう)を渡(わた)りて。平壌(へくしやく)を 責(せめ)んとするよし聞(きこ)へけり。爰(こゝ)に日本(につほん)の先鋒(せんばう)小西摂津守行長(こにしせつのかみゆきなが)は。平壌(へくしやく)の府城(ふじやう)の 手勢(てぜい)二万の兵士(へいし)を手配(てくば)りをして。此城(このしろ)を保(たもた)んと欲(ほつ)するに平壌(へくしやく)より王城(わうしやう)の間(あいだ)ま で道(みち)のり遥(はる)かに遠(とお)くして味方(みかた)の弁利(べんり)悪(あし)かりける故 其(その)間々(あひだ〳〵)に城を構(かま)へ諸将(しよしやう)に是(これ)を 守(まも)らしめ。其(その)急(きう)を告(つげ)互(たがひ)に援(すく)ふの便(たより)となすべしと。各(おの〳〵)相談(さうだん)極(きは)まれば先(まつ)大友義綂(おほともよしむね)は。 鳳山(ほうざん)に在城(さいしやう)す是(これ)よりして平壌(へくしやく)までは日本道(につほんみち)十四里 余(あま)りと云伝(いひつた)ふ。龍川(りやうせん)の南(みなみ)白(しら) 川の城(しろ)には黒田長政(くろだながまさ)在城(さいじやふ)す。是(これ)より鳳山(ほうさん)の城(しろ)までは七里ばかりの道路(たうろ)なり。それ よりして小早川隆景(こはやかはたかゝげ)。久留米秀包(くるめひでかね)の諸将(しよしやう)。相つゝひて在 城(じやう)をぞなしたりける。 大将 祖(そ) 承訓(しようくん)が兵士(へいし)もすでに。義州(ぎしう)に到着(たうちやく)すこゝにおゐて各(おの〳〵)備定(そなひさだ)めの謀計(ぼうけい)を なし即(すなは)ち史儒(ししゆ)遊撃(ゆうげき)を先鋒(せんほう)となして進(すゝ)みける。祖承訓(そしようくん)は乃(すなは)ち遼東(れうとう)の名(めい)