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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 439

ページ: 439

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ある勇将(ゆうしやう)にして。是(これ)より先(さき)北荻(ほくてき)の虜(ゑひす)と戦(たゝか)つてその功(こう)多(おゝ)く取(とり)たる者(もの)なりければ。 此度(このたひ)日本勢(につほんぜい)を侮(あなど)り必(かなら)ず彼軍(かのいくさ)と戦(たゝか)ふほどならば勝(かち)を取(とる)べきものとおもひ侈(おこ) りける故(ゆへ)に。既(すで)に嘉山(かさん)に至(いた)りて朝鮮人(てうせんじん)に問(とふ)て。平壌(へくしやく)の日本勢(につほんせい)はいまだ走(はし)り退(しりぞ)か ずやと云ければ。朝鮮(てうせん)の者(もの)どもなか〳〵左(さ)やうのことにあらず形勢(きやうせい)甚(はな[は])だ強(つよ)しと 答(こた)ふ。承訓(しようくん)は是(これ)を聞(きゝ)天(てん)に仰(おほい)て手を合(あは)せ祝言(のつと)をなして云(いふ)。倭賊(わぞく)猶(なを)こゝに在(あり)天(てん)必(かなら)ず 我(われ)をして大 功(こう)を成(な)さしめんと欲(ほつ)するは有(あり)がたきことなりと大(おほい)に歓(よろこ)ひて一 両日(りふにち)は爰(こゝ) に人馬(にんば)の足(あし)を休(やす)めつゝ。平壌(へくしやく)を責破(せめやぶ)るべき其(その)支度(したく)をこそ成(なし)にける。    小西行長(こにしゆきなが)祖承訓(そしようくん)と戦(たゝか)ふ事 明(あく)れば同月廿八日 大明(たいみん)の総(そう)大将。祖承訓(そしようくん)は順安(しゆんあん)より陣営(ぢんえい)を打立(うちたつ)。其夜(そのよ)の三 更(こふ) に馬(うま)を馳(はせ)同廿九日の朝(あさ)まだきより。平壌(へくじやく)の府城(ふじやう)小西行長(こにしゆきなが)宗義智(そうよしとし)が立籠(たてこも)り