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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 440

ページ: 440

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たるをぞ攻(せめ)たりける。祖承訓(そしようくん)は元(もと)より遼東(れうとう)の騎馬(きば)に狎(なれ)たる者(もの)にして 日本人(につほんじん)と戦(たゝか)ふの手段(しゆだん)を知(し)らず。折(おり)ふし此頃(このごろ)降(ふり)つゞけたる五月雨(さみだれ)の強(つよ)き によりて。山水(やまみづ)俄(にはか)に漲(みなぎ)り来(きた)りて陸地(くがち)も川波(かはなみ)を漂(たゞよ)はするの時(とき)なるに。数日(すじつ)馬(ば) 足(そく)を泥土(でいど)に浸(ひた)したれば。馬蹄(ひづめ)たゞれて馳駆(ちく)するに便(べん)ならず殊(こと)には平壌(へくしやく)嶺(れい) 頭(とう)聳(そび)へて城内(じやうない)道(みち)狭(せば)きところなるに。祖承訓(そじよふくん)元(もと)より地(ち)の利(り)を諳(そらん)ぜず徒(たゞ)に 順安(じゆんあん)より夜通(よどほ)しに押(おし)よせて。思(おも)ひもよらず攻(せめ)たりける城中(じやうちう)の者(もの)どもは。此程(このほど) の長雨(ながあめ)に敵(てき)よも急(きふ)に寄来(よせきた)らじとおもふ折(をり)ふしなれば日本勢(につほんぜい)も其防(そのふせ)ぎ 怠(おこた)るところへ。大明(たいみん)の兵(へい)きびしく殺(きつ)て入(いり)ければ小西(こにし)が兵士(へいし)意(こゝろ)あはて。総門(そうもん)を一 叚(だん)【ママ】に攻(せめ) やぶられ二の木戸(きど)へ引(ひゐ)て入(いり)祖承訓(そじよふくん)が騎馬(きば)ども勝(かつ)に乗(じよう)じて息(いき)をもあらせず 七 星門(せいもん)より攻入(せめいり)たりされども。城内(じやうない)路(みち)狭(せま)くしてことに長雨(ながあめ)に道(みち)あしく。馬足(ばそく)の