翻刻
胡桃餅(くるみもち)
▲くるみのあまかはをよくさり米
の粉味噌白さとうを入ませて
こしきにてむし臼にてつき餅にする
巻水仙(まきすいせん)
▲よしのくずをよくとき水せんなべに
うすくなかしてにへゆへつけるくずよく
にへてぎんの出るとき小口よりまつけ
さましてうすく小口切にする
巻けんちん
▲せり又は水なのるいうすくあぢを
つけ魚のほとくり【?】又は白魚など
せうじんならばうどふきちりめんぶを
ほそ引いづれもうすくあぢをつけ
右の青ものとひとつにして平ゆば
にて小まきにしてごまの油にて
さつとあげあつく小口切にする
ふづくの拵方(こしらいかた)
▲上々のうどんのこにさとうと山の
いもをおろし入てそば切のかげんに
のしいろ〳〵のなりに切あるいは巻て
小口よりきり又はむすびさま〴〵に
かたちをつくりしらしほりにてあげる
薯蕷羹(しよよかん)
▲ふとき自(じ)ねんじよをおろしてよく
すりどうみやうじと上々のうとんの
粉入てせいろうにてむし上けさま
して大きに切ごまの油にてあげ
てあぢを付る
粟鯛(あわだい)
▲大だいよくこけをとり片身おろして
おろしたる方へ餅米をもりせい
ろうにかけてむしあげそは切之たし
やく味にて出すなり