翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

奇妙頂礼胎錫杖 : 3巻 - 翻刻

奇妙頂礼胎錫杖 : 3巻 - ページ 11

ページ: 11

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【右頁上段】 うつ ろふ ものは よの中の 人の心の 花とよみし 小町がうたは此 嶋の事をや ゑいじけんだん〳〵と しやれにみが いつてきてこゝも ながれの嶋の内と いつしかくるわが できて女しの 木をあきなふ やうになり こまげたからの 思ひつきで くろぬりの せきたいを 二ッにして 両ほうの あしをうへて そのせきたいへ ぜんまい からくりの やうにしかけて おきけふは 中の町いどこそこへ 【左頁上段】 ゆかふと思ふと てうどそこの 門口でとまる やうにぜんまいを しかける さりとはよく したもの也 これより 嶋中いつとうに このとをりに なりわがでに せきだいの せんまいを しかけ ながら あるく ゆへ どこまでも ゆかれる てふほう    な   事也  〽あんな  の    木をねびき   にして    手いけの    花と     ながめたひ 【右頁中段】 あふ木や内  ひき出し   ひの木    きのめ    ふたば 【右頁下段】 〽わつちがぜんまいは  どうかかけんが   ちがつた    やうてヲス     しれつ      てへぞ       ヨウ 〽かふろ    と  いふは  きくの  事て  しん  そう   と  いふは くさの  事   かね 【左頁下段】 〽只今おいらんどう中の所でございはなれものでござり  ますればいつくこさりませうあしもとに御目を                とまられませ  〽此くるわが   できてから  しまちうの  むすこの木が  まぶれてきて  とんたはんじやう  するにした   がひちよき   といふ木が   てきれは    かごる木       と     いふ      木も      てき       る