徳島県立図書館所蔵資料を翻刻

コレクション: コレクション1

花土産 - 翻刻

花土産 - ページ 30

ページ: 30

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  心あまりて詞たらす吟詠なきは   書もらし侍りぬほゐなさ又いつ   をか期せんと老の懞昧を悔るのみ   生駒氏の芳堂にやとりして三十日余   長生不死の薬もものかはと歓楽を   極侍りぬ中にも都一見の調度の   かす〳〵舟よ竹輿よと深きこゝろさしは   拙き筆にも言葉にも及ひかたし此興   つきる期あらねとかねて願い侍りし   日の限もあなれは船の便りを求めて   帰郷に趣く事になりぬいさゝか微意を   のへて厚情を謝するのみ 前の世にいかなる種のえにしにて かゝる情にあふそ嬉しき   ■冠子より消息ありてさま〳〵   送りものありける猶しもこま〳〵   詞書ありて ふたゝひの柳の外にふかみ艸