翻刻
私云鞘を糸にて巻故にさや
巻と云名有之柄を糸にて
巻故に糸巻の太刀と云か古今
兵士の具
一武家諸太夫《割書:衣冠ノ時太刀を用当時|始り》
当代警固の為堂上より地下ニ至
り公役?に随時衣冠に太刀用
事有当代武家の略儀也如何様ニ
用てもくるしからすと云々
一武家之《見せ消ち:事|輩》束帯のうへに常ノ
太刀を用事当時始れり一向
警固の為なれは尤可然事也
此時ハ不可用平緒但衛府の
太刀を略たる儀なれは平緒
を付ても不苦儀歟人々歟寄
所《見せ消ち:な|》歟
一指貫の紋《割書:并色表袴等の事|》
年比により相替候少若年ニて
量され共大底四旬前後を
節とする也又高官の仁家
々の過分ニより其品々はかり
かたし
一浮線綾の丸或臥蝶トモ略説有之
一石帯の事《割書:瑪瑙犀角等|》
殿上人用之官位公事に依て或
瑪瑙或犀角用之但瑪瑙は巡
方也