翻刻
【右丁】
夫は夫でよいが其方念佛無間禅天魔等之四ケ名言
を相唱人に勧修行いたして通る内多布施物等を
申受たが如何様いたして申受たと御尋に付増十郎乍恐
奉申上布施物杯と申てもらい受ました事は一切
無御座候唯喰物杯もらい受ました事が御座ると申上る
夫が即布施物と言物だわい扨其堅樹日好之
【左丁】
嫡述之聖語撰緝の儀だて其方先達中度々
吟味之節に申上るには安永度に堅樹日好異流儀之
法を相持御政敗に相成候者の嫡述之抄にして御制
禁之趣を後には相心得て修行いたして御座ると
申上置たが夫に相違あるまいわ左(さ)どうだ相違ないかと
御尋に付 増十郎乍恐奉る申上仰之通り始には不存候へ共