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なかめ侍にうれしきつり舟をなんかのうらに
しつやかにかくろふへきくま【隈】の侍なんやとの給
かきりなくよろこひかしこまり申ともあれかく
もあれ夜のあけはてぬさきに御舟にて【「て」の左に傍記あるも解読できず】たて
まつれとてれいのしたしきかきり四五人はかり
してたてまつりれいの風いてきてとふやう【飛ぶよう】に
あかしにつき給ぬたゝはひわたるほとにて
かた時のまといへとあやしきまてみゆるかせ
の心なりはまのさま【様】けに【げに:まことに】いと心ことなり【格別で】人し
けう見ゆるのみなむ御ねかひにそむきける