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浦よりをち【遠方】にうらつたひして夢のなかなる心ち
のみしてさめはてぬほといかにひか事【取違い】おほからん
とけにそこはかとなく【何気なく】かきみたり給へ り(る)【右に「ヒ」と傍記】しも
そいと見まま【ママ】しきそはめ【側目】なるをいとこよなき御
心さしのほとゝ人〳〵見たてまつるをの〳〵ふるさと
に心ほそけなる事つて【伝え】すへかめりをやみ【小止み:雨や雪などが少しの間降りやむこと】な
かりしそらのけしきなこりなくすみわたり
てあさり【漁り】するあまともほこらしけなりす
まは心ほそくあまのいそや【磯屋】もまれなりしを人
しけき【人が多いのを】いとひはし給しかとこゝは又さまことに