Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - ページ 58

ページ: 58

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ものわひしうて【何となくわびしくて】入道にもおり〳〵かたらはせ給【語っておられた】 とかくまきらはして【人目につかないようにして】こちまいらせよとのたまひ てわたり給はん事をはあるましうおほした るをさうしみ【正身(そうじみ)=本人】はた【同様にまた】さらにおもひたつ【そうする】へくもあら すいとくちおしききは【つまらない身分】のゐ中【田舎】人こそかりに【仮に:一時的に】く たりたる人のうちつけこと【思いつきのことば】につきてさやうに かるらかに【気軽に】かたらふ【睦まじく語る】わさをもすなれ人かす【人数=人並みの者として数えられる人間】にも おほされさらんものゆへ我はいみじき【ひどく情けない】ものお もひ【思い悩む事】そへん【さらに備わる】かくおよひなき【分に過ぎた】心をおもへるおや たちもよこもり【世籠りて=未婚で将来の運命が決まっていない】てすくすとし月こそあ