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給ふへきほとなれは【頃には】あやにく【(傍から)憎らしいと思われる程の仲】なるにやあり
けんありしより【以前より】もあはれに【不憫に】おほしてあやし
う【不思議と】物おもふへき身にもあるけるかなとおほし
みたる女はさらにもいはす思ひしつみたりいと
ことはりなりやおもひのほかにかなしきみち
にいてたち給しかとつゐにはゆきめくりき
なんとかつは【一方では】おほしなくさめきこのたひはうれ
しきかたの御いてたちのまたやはかへりみるへき【再び帰ってこられるであろうか】
とおほすにあはれなりさふらふ人〳〵ほと〳〵
につけてはよろこひおもふ京よりも御むか