Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - ページ 93

ページ: 93

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ひていておはします御心ちれいならて【例ならで=いつもの状態でなく】日ころ【このところ】へさせ 給けれはいたうをとろへさせ給へるをきのふけふそす こしよろしうおほされける御物かたりしめやかに ありて夜にいりぬ十五夜の月おもしろうし つかなるにむかしの こと(こと)【「こ」「と」の左に「ヒ」と傍記】かきくつし【少しずつ崩すようにして】おほしい てられてしほたれさせ給【涙にくれられる】もの心ほそくおほさ るゝなるへしあそひなともせすむかしきゝしものゝ ねなともきかてひさしうなりにけるかなとの給はするに    わたつ海にしつみうらふれ【失意にうなだれる】ひる【蛭】の子の あしたゝさりし年はへにけりときこえ給へり