Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (2) - ページ 94

ページ: 94

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いとあはれに心はつかしうおほされて    宮はしらめくりあひける時しあれは わかれし春のうらみのこすないとなまめかしき【しっとりとして美しい】御 ありさまなり院【故桐壷院】の御ために八講【注】おこなはる へきことまついそかせ給ふ東宮を見たて まつり給にこよなうおよすけさせ給て【格別に成長なさって】めつらし う【なかなかお会い出来ないことと】おほしよろこひ給へるをかきりなくあはれ【立派だ】と 見たてまつり給御さ え(え)【才能】もこよなく【格段に】まさらせ 給て世をたもたせ給はんにはゝかりあるまし くかしこくみえさせ給入道の宮にも御心す 【注 「八講会」の略。法華経八巻を八座に分け一巻ずつ講讃する法会】