翻刻!いきもの図鑑

コレクション: コレクション1(くずし字)

有毒草木図説 2巻. [2] - 翻刻

有毒草木図説 2巻. [2] - ページ 30

ページ: 30

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【右頁】 土芋(どう|かしゆういも)《割書:本-草綱-目》    《振り仮名:小-毒|せうどく》あり春(はる)子(し)を播(ほどこ)す《振り仮名:蔓-生|まんせい| つる  》其葉(そのは)《振り仮名:薯-蕷|ぢよよ|ながいも 》の葉(は)に類(るゐ)す夏(なつ)よ    り秋(あき)に至(いたり)て《振り仮名:葉-間|えふかん》に花(はな)を生(しやう)じ子(し)を結(むす)ぶ亦(また)花(はな)あらずして    子(し)を生(しやう)ずるもあり其(そん)《振り仮名:根-塊|こんくわい》鬚(ひげ)多(おほ)し委(くはしく)は《振り仮名:性-譜|せいふ》に挙(あ)ぐ 【左頁】 つるな《割書:漢-名未_レ詳》    《振り仮名:小-毒|せうどく》あり春(はる)《振り仮名:下-種|かしゆ》す葉(は)《振り仮名:柔-軟|じうなん|やはらか 》《振り仮名:互-生|ごせい》し《振り仮名:繁-衍|はんえん|はびこる 》す夏(なつ)に至(いたり)て《振り仮名:葉-間毎|えふかんごと|》    に《振り仮名:四-弁|しべん》の花(はな)を開(ひら)く外(そと)《振り仮名:緑-色|りよくしよく》内(うち)《振り仮名:黄-色|わうしよく》《振り仮名:花-後|くわご》実(み)を結(むす)ぶ多(おほ)く食(しよく)    すべからず

現代語訳

【右頁】 土芋(ドウ|カシュウイモ)《本草綱目》    小毒がある。春に種を蒔く。蔓性でその葉は薯蕷(ジョヨ|ナガイモ)の葉に似ている。夏から    秋にかけて葉の間に花を生じ種子を結ぶ。また花を咲かせずに    種子を作るものもある。その根塊には髭根が多い。詳細は性譜に記載している。 【左頁】 つるな《漢名未詳》    小毒がある。春に種を蒔く。葉は柔らかく互生し繁茂する。夏になると葉の間ごとに    四弁の花を開く。外側は緑色、内側は黄色である。花後に実を結ぶ。多く食べては    いけない。