翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂客談寄 - 翻刻

漂客談寄 - ページ 3

ページ: 3

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【右丁】  過宇佐浦出帆ニ而十四五里下之方与津之  沖どんどゝ申所ニ於てはへ縄ニ而鱸ヲ釣候処  獲物無之又下之方八十の岬と申所ニ碇ヲおろシ  其夜ヲ明し翌六日佐賀の沖にて漁事仕候  得共又獲物無之井田の白濱と申所ニ乗  寄セ其夜ヲ明し七日之暁方足摺山之岬  拾四五里斗り乗出シ漁事いたし候処申酉之  風吹配り候ニ付地方江五里斗乗寄候折ふし  小鯛鯖抔之群を見付はへ縄六桶はへ尽し午 【左丁】  過二至り候時俄ニ雲行煙之如くあなせと  申風吹起り候ニ付三筋まてはへ揚残り三筋  者切捨岬之方乗寄せんと仕候処下風も又  吹起り如何とも相成不申手にでに櫓ヲ  取力を盡し漕候得共はかどり難く類  舩は既ニ汐曇りに隔り見へ不申風者弥  はけ敷涛荒く遂に日も暮れ兎や角仕  候中夜中ニも相成つかれも甚敷おも櫓  を付候カクと申物も折れ元ゟ暗き涛の中を