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コレクション: コレクション2

BnF. Département des manuscrits. Japonais 5631 (1) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 5631 (1) - ページ 42

ページ: 42

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運シタリ〇狡猾ニシテ其企ヲ秘シタリシガ全 ク匿シ了ラズ毎ニ國政上ニ其兆ヲ顕ハセリ〇 於其「佛郎西」國帝己ノ便利ヲ考ヘ「英吉利」國ヲ欺 ヒテ和親ノ約ヲ結ビ「魯西亜」國ト干戈ヲ交ヘタ リ是全ク「/都兒各(トルコ)」國ノ為ニストノ名義ナレドモ 其實ハ其羽翼ヲ殺ギ以テ日後吾戦ヲ起スニ當 リ「英吉利」、「魯西亜」両國相和シテ吾ヲ防ガザラシ メン為メノ遠畧ナリ且「/墺地利(オーストリア)」國ヲ慫恿シテ「伊 多里」國ト兵ヲ交ヘシメ其實ハ己ノ褒賞トシテ 「伊多里」ノ地多分ヲ我有ニナサントノ心算ナリ

現代語訳

運んだ。○狡猾にしてその企てを秘めていたが、完全には隠し切れず、常に国政上にその兆候を現した。○ここにおいてフランス国帝は自分の便利を考え、イギリス国を欺いて和親の約を結び、ロシア国と干戈を交えた。これは全くトルコ国のためという名義であったが、その実はその羽翼を削いで、後日我が戦を起こすに当たり、イギリス、ロシア両国が相和して我を防がないようにするための遠謀である。かつオーストリア国を慫恿してイタリア国と兵を交えさせ、その実は自分の褒賞としてイタリアの地の大部分を我が物にしようとの心算である。