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コレクション: 春画資料

BnF. Département des manuscrits. Japonais 216 (1) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 216 (1) - ページ 31

ページ: 31

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はかりしか其(その)計略(はかりごと)図(づ)にあたり夜前(ゆうべ)うま〳〵手に入たるに爰(こゝ)の隠居(いんきよ)は碁(ご)が道(だう) 楽(らく)にて今日(けふ)外(ほか)方(かた)に碁会(ごくわい)ある事 承知(しやうち)なれは〽兼(かね)ておはなしの碁会(ごくわい)是非(ぜひ) 御出ならは今(いま)一日(いちにち)のばしお留守(るす)をせんといへば隠居(いんきよ)は大(おほき)によろこび夜前(やぜん)のことは夢(ゆめ) にも知らず〽いつはともあれ今日(けふ)はぜひゆかねばならぬが孫娘(まごむすめ)がたま〳〵泊(とま)りに 来(き)ているをひとり置(おい)ても行(ゆか)れずどうしたものトあんじた所(ところ)それなればわたしも 安心(あんしん)孫(まご)めに例(れい)の芝居(しばゐ)はなしなとして聞(きか)せて下(くだ)されそのお礼(れい)には昼(ひる)は大(だい) 金の蒲焼(かばやき)夕飯(ゆふはん)は百川(もゝかは)へわしが行がけに言付(いひつけ)て行(ゆき)ますト隠居(いんきよ)はよろこび出(いで)て行(ゆく)。 扨(さて)も是(これ)は江(え)のしまの弁天(べんてん)さまの御利益(ごりやく)まだまいらぬ先(さき)から能事(よいこと)だらけ実に 開運(かいうん)をさづけ給ふとめつそうなる御利生(こりしやう)かなト飯(めし)たき権助(ごんすけ)の目(め)をしのび朝(あさ)涼(すゞ) のうち一ばん出(で)かけ朝(あさ)やりによがらせければ娘(むすめ)もうれしく今日(けふ)一日を百とせのおもひ にむつびかたらひけるはや昼前(ひるまへ)と思ふころ浮世小路(うきよせうぢ)の鰻屋(うなぎや)の男〽ヘイ大金(だいきん)て ごさりますとあつらへの蒲焼(かばやき)も来りければ娘(むすめ)もともに権助(ごんすけ)に言(いひ)つけて酒燗(おかん)を