翻刻
つてそれが直(なほ)りはしめへしどうせ孕(はらん)だものを今(いま)さら交(し)ねへからといつてはじまら
ねへひとり孕やァもうはらむきづかいはねへから能(いゝ)ぢやァねへか〽それもそうだねへ
しかしこんなところぢやァ〽かういふ中(なか)で所(ところ)のよりきらいをしてはいられねへ夕(ゆふ)がたまで
はまだ間(あひだ)があるからゆつくりとしても誰(だれ)も爰(こゝ)へくる気(き)づかひはねへはなトはなしの
うちよりおへきつた陰茎(へのこ)へつばきをつけて〽マア此(この)足(あし)をこつちへ斯(かう)またぎねへトまたがせる
ひやうしにへのこのあたまがてうど開(ぼゝ)の口(くち)へあたると其(その)まゝぐつとこしを〆(しめ)るとねもと
までぬつとはいる〽ハアヽヽアヽよい事(こと)はよいがおなかゞおせたらねんねへがせつなからう〽ま
だそれほどになるものか〽それでもおまいの子(こ)だから大切(だいじ)だよ
花(はな)の宴(えん)
いづれぞと露(つゆ)の宿(やど)りをわかぬまにをざゝがはらの風(かぜ)ならでさわらば落(おち)ん小笹(おさゝ)
のあられ夜(よる)の桜(さくら)の下雫(したしづく)柳(やなぎ)の糸(いと)の細殿(ほそどの)におぼろ月夜(づきよ)のおもわせぶり〽マア一寸(ちよつと)
爰(こゝ)へ来(き)て御覧(ごらん)なさいよ朧月(おぼろづき)の夜桜(よざくら)ほどいきなものはございませんねへ〽なるほど