翻刻
まいたけ
信陽菌譜(しんやうきんふ)に載(のす)る図(つ)
同書に蓋(かい)《振り仮名:他|■【「た」ヵ】》#1の菌と
異(こと)なり繖(さん)黒(くろ)く柄(ゑ)潔白(けつはく)
の者上品となす味ひ淡(たん)
脆(ぜい)愛(あいす)すへしといへり#2
まいたけ
同書(とうしよ)に載(のす)る図同
書に繖灰黒にして
柄(ゑ)淡(たん)白の者味ひ
減(けん)すといへり
むらさきまい
さるまい《割書:美|濃》
信陽菌諸
に載る図
つゝじまい
信陽菌譜に載
る図/多(おほ)くつゝしの下
に生す故に名く微
し苦味(にかみ)を帯(お)ふ下
品となすといへり
現代語訳
舞茸
『信陽菌譜』に載る図
同書によると、蓋の菌と
異なり、傘が黒く柄が純白の
ものを上品とする。味は淡白で
脆く、愛すべきものであるという。
舞茸
同書に載る図。同
書によると傘が灰黒色で
柄が淡白色のものは味が
劣るという。
紫舞
猿舞《美濃》
『信陽菌諸』
に載る図
躑躅舞
『信陽菌譜』に載る
図。多くツツジの下
に生えるため、この名前がある。わずかに
苦味を帯びており、下
品とするという。