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【右丁上】
▲媒人医生(なかうどいしや)
さてじゆあんはまづ
むなさきへはりを
たてゝしやくをおさへ
すゞりずみとなま
ねぎにてぢわうさつ
まいものどくをげし
このうへしやくのねを
きる事は中〳〵はり
くらいではゆかず
これをなほすくすり
あり此出つけのしな〴〵を
となりの久米之介の両しん
よりもらひてもちひなはゞ
さつそくしやくの
ねをきるべしと
何かほうしやう【奉書(紙)】へ
かいたるやくほう【薬方】
を寿兵へにわた
して立ちかへり
ける寿兵へふう婦
がてんゆかずと
そのかきつけを
ひらいてみれば
ゆいのうのもく
ろくにてやなぎ
だる一荷するめ一だい
【左丁上右へ】
【右丁右中】
〽けふはとんだいそ
がしい日だまだ
おまんまも
たべねへわな
【右丁左下】
〽てうづの
ゆをあげ
たらおくわ
をだす
のだよ
【左丁上右】
おびだい千びきと
おさだまりのしう
の品々これはふしぎ
とおむめをとひつめて
みればとなりのむすこ
久米之介とだん〴〵やう
すをきいて両しんはじ
めてさとりすぐに寿庵を
仲人にたのみゑんだんをいゝ
こめばむかうもさつそく
せうち【承知】にてゆいのうの
もくろくもさつそく
やくにたちおむめが
やまひぬぐつてとつた
ごとくくわゐき【快気】する
せけんなかうどいしや
のめうもく【名目】これより
はじまる
【左丁上左】
〽これはつよひ
おしやくだ
ちとひゞき
ませう