翻刻
好事(かうず)の士華(しくわ)を学(まなん)で俗(ぞく)を
変(へん)じ在行(ざいあん)の舗(ほ)故(ふるき)を温(たづね)て新(あたら)
しきを製(せい)す玉楮(ぎよくちよ)の巧目(たくみめ)を
悦(よろこば)しめ雪花(せつくは)の美(び)口に佳(か)なり
今此 図式(づしき)は古今名物(ここんめいぶつ)の方(はう)
書(しよ)なり名(な)を按(あん)じて物を弁(わきま)へば
朝臣(あそん)の八 種法印(しゆほういん)の五/巻(かん)其
品(しな)推(おす)べし図(づ)を検(けみ)して式(しき)を
問(とへ)ば石家(せきか)の咄嗟(とつさ)蘓公(そこう)の不時(ふじ)
其(その)需(もとめ)に応(おう)ずべしされば
昇平(しやうへい)の御寓(みよ)酒茗(しゆめい)と三 分(ぶん)
鼎峙(ていじ)するは此 物(もの)ならし