翻刻
賞雅(しやうが)の君子(くんし)其徳(そのとく)を頌(しよう)
し給はんのみ
宝暦庚辰の春
洛陽長谷川良隅撰
凡例
一上巻は風雅亭(ふうがてい)の叟(おきな)多年(たねん)手製(しゆせい)
ありし口授(くでん)にして各(をの〳〵)本式(ほんしき)の精方(せいはう)なり
下巻は名舗(めいほ)長谷川氏(はせかわうぢ)の家伝(かでん)なり
しを切(せち)に乞索(こひもとめ)て今 全書(ぜんしよ)とはなしぬ
一 加減分量(かげんぶんりやう)より煎煉(せんれん)の法(ほう)に至(いたる)まて皆(みな)
歴錬(ためし)の調剤(かげん)なれば毫(すこし)の差謬(たがひ)あること
なし又一々 秘授(ひみつ)口訣(くでん)を附(ふ)す