翻刻
【右丁】
[又]くじらの髭(ひげ)粉(こ)にして付て吉
[又]松葉(まつば)を粉(こ)にし。ひねりかけて吉
[又]狐(きつね)ふくろ。ひきさき付て吉
[又]杉原紙(すぎはらがみ)香色(かういろ)に焙(あぶり)付て吉
[又]奉書紙(ほうしよかみ)寒(かん)卅日 水(みづ)に入て晒(さらし)
ほして置(をき)。ひきさき付てよし
[九十九]吐血薬(とけつのくすり) 串梯(くしがき)黒(くろ)やき【欄外上部に▲】
粉(こ)にして湯(ゆ)にて用てよし
[又]烏鴉(ふとがらす)くろやき粉(こ)にして
湯(ゆ)にて用てよし
[又]無花果(いちぢく)生(なま)にて食(しよく)しよし
【左丁】
下血(げけつ)衂血(はなぢ)にもよし
[一百]下血(げけつ)のくすり【欄外上部に▲】
指鯖(さしさば)の頭(かしら)くろやき湯(ゆ)にて用
[又]黒猫(くろねこ)くろやき湯(ゆ)にて用
[又]《振り仮名:木槿|もくきん|【左ルビ:むくげ】》の葉(は)かげぼし粉(こ)にし
て湯(ゆ)にて用ひてよし
[又]梅干(むめぼし)くろやき粉(こ)にして
ゆにて用ひてよし。又しもはら
加ふるに妙(めう)なり
[又]松緑(まつのみどり)四月八日にとり。酒に一 夜(や)
浸(ひたし)ほし。くろやきにして酒(さけ)にて用