翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

(画挿)養生はなし 2巻 - 翻刻

(画挿)養生はなし 2巻 - ページ 28

ページ: 28

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【右丁・挿絵】 角觝人(すまふとり) 【左丁】   相撲使(すもうとり) 角抵(かくてい) 膂力(りよりよく) 相撲(すもふ)は当時(とうじ)は下賤(けせん)の業(わさ)なれども古昔(いにしへ)は暦々(れき〳〵)にも有しこと也 其(その) 上(かみ)乃見宿弥(のみのすくね)と当麻撅速(たいまのくゑはや)といふに 勅命(ちよくめい)有て禁中(きんちう)に て 上覧(しやうらん)あり宿弥(すくね)は菅相承(かんしやうしやう)【菅丞相ヵ】の先祖(せんそ)也 其時(そのとき)撅速(くゑはや) まけたり此相撲(このすもう)は強力(がうりき)の輩(ともから)は習(なら)ひても苦(くる)しからず いかんとなれば其心懸(そのこゝろかけ)有(ある)輩(ともから)は戦場(せんしやう)に於いても組合(くみあい)等に 及(およ)んても其助(そのたすけ)となること挙(あけ)て算(かそ)ふべからず取手(とりて)柔術(やはら) 等は甲胃(かつちう)の上(うへ)よりは中(あた)らさることもあり然共(しかれとも)一 條(てふ)にもいひ かたし是(これ)は斟酌(しんしやく)有べし抑(そも〳〵)相撲の功者(かうしや)に至(いた)りては剛柔(がうじゆう) 虚実(きよじつ)は勿論(もちろん)第一(たいいち)に我身(わかみ)を堅固(けんこ)にして勝(かつ)こと先(さき)に