翻刻
【右丁・挿絵・馬に乗った旅人】
梅若菜まりこの
宿のとろゝ汁
【左丁】
年中養生
正月 《割書:大族 青陽 陽春 孟春 太郎月》
○屠蘇(とそ)
此酒(このさけ)は薬子(くすりこ)とて十歳(ぢつさい)より内(うち)の女子になめさせて夫(それ)
より天子(てんし)聞(きこ)し召(めす)と也一人 飲(のめ)は一 家(か)病(やまひ)なく一家 飲(のめ)ば一(ひと)
里(さと)病(やまひ)なし幼少(ようせう)よりのめば老後(らうご)まて病(やまひ)なしといふ
○春(はる)ことにはらふ嘗初(なめそむ)る薬子(くすりこ)はわかへつゝらん千代(ちよ)の為(ため)かや
○屠蘇(とそ)の酒(さけ)はらふけふくみかはす家毎(いゑこと)に悪(あし)き疾(やまひ)をやむ人そなき
○七種粥(なゝくさのかゆ)
正月七日 七種(なゝくさ)をあつものに調(とゝの)へ父母(ちゝはゝ)に献(けん)じ後(のち)に