翻刻
【右丁・挿絵】
【左丁】
旅行(りよかう)
○旅先(たひさき)は水(みつ)も気候(きこう)もかはるなり食事(しよくじ)と足(あし)の用心をせよ
○瘡毒(さうどく)は売女(ばいちよ)に多(おほ)きものなればこのつゝしみを大切にせよ
○両便(りやうべん)をこらへて馬(うま)に乗(のり)な人 落馬(らくば)をすれば臭絶(いきたゆ)るなり
○上戸(じやうご)ても旅(たび)て大酒(たいしゆ)はすべからず折々(をり〳〵)すこし呑(のめ)ばりやうやく
○旅先てたとへ急(いそけ)としらぬ川(かわ)しらぬ近道(ちかみち)つゝしみてすな
○国(くに)元て定(さた)めし連(つれ)の外(ほか)に又(また)他国(たこく)の人(ひと)はかたくことわれ
○仮(かり)そめの船路(ふなし)をゆかん旅(たび)ならば遅速(ちそく)の程(ほと)を考(かんかへ)てのれ
○旅先て連(つれ)に病人(ひやうにん)ありとても成(なる)へきたけは見合てゆき
○伊勢参(いせまい)り大和廻(やまとめぐ)りをするならば一人(ひとり)は医者(いしや)を道連(みちつれ)にせよ