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コレクション: 養蚕の書

養蚕家伝集 - 翻刻

養蚕家伝集 - ページ 15

ページ: 15

翻刻

気を可附/併(しかし)雨/湿(しつ)北風/等(とう)甚/不宜(よろしからず)夜るは雨戸引置べし凡(およそ) 表(おもて)より風の吹込は不宣何程よき蠺にても庭子の手入あし く候へは糸(いと)目不足種よろしからず繭(まゆ)に死/籠(こもり)多きは皆/温當(おんあたり)の病(やまい)也 蠺/育(そたち)大きく老(ひきる)事日数を経百人の目によろしく見得まぶし の内うは子下た蠺有は温當り蚕なり南風にて暖気の甚敷は 蚕下を去り桑沢山掛雨戸を〆切家内に物の臭(にほ)ひの籠(こもら)ぬ様に 取扱べし四日目中したを去六日目より毎日下を去り七日八日目/老(ひき) 目立たは桑沢山に掛とかく桑/喰(くい)きらぬ様にすべし棚(たな)高き所迄も 揚(あけ)るもの故何程/冷(れい)気にても家内に火をたく事無用事必の事也 た【雨の誤字か】戸を〆温気を凌(しの)き桑を薄(うす)くかけ蚕/育(そたち)の喰(くい)乗(のる)延日数 を引延(ひきのは)すべし桑付て二三日暖気蚕/育(そだち)引延る程よろし 能/喰(くい)乗(の)れば/譬(たとい)雨/湿(しつ)冷(れい)気にては心能く老(ひき)るもの也   十一  老かし様の事 七日目八日目蠺/育(そだち)よく喰乗(くいのら)は夕桑/沢(たく)山かけべし翌(よく)日朝明六ツ時朝 桑沢山に掛置朝飯早/過(すこ)し五ツ半時より老(ひかす)へし昼ゟ暮(くれ)迄一日に二 度老へし昔は夜中に桑を掛朝ゟ引(ひか)し一日三度ツゝ也朝はひきぬもの也また 多くの蠺へ夜中桑掛る事成かたくなる故二度ひかすようにする也六日め 七日目老たる時は随分よく老(ひき)たるを拾(ひろ)ふへし八日九日目になりては 姿(すかた)を以ひかすべし老たる蚕は前に拾い和(やわ)らかなる藁(はら)を圓(わら)坐か扨 は俵抔へ入て暖なる処に置へし老蚕盆折敷の類へ久敷入置 事甚悪し即時にまふしへやとふへしひき蠺秤にためし 蚕育のよきとよからぬとを知るへし百疋に五拾七八匁より七 拾匁迄有もの也/冷(すゝ)敷日は重(おも)く節おくれ暑気の日/軽(かろ)きし【も】