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コレクション: 養蚕の書

養蚕家伝集 - 翻刻

養蚕家伝集 - ページ 22

ページ: 22

翻刻

何分むれぬよふに取扱ふ事肝要なり桑やすめの折風を入れ 箙の暖に風の透(すく)手段甚よろし   廿六  新/宅(たく)陽気取の叓 一或問て曰新宅は陽気取扱六か敷【難しき】物と云 如何 答(こたへ)曰 生さい木生壁生萱等にて作(つく)るもの故油/断(たん)なるべからす 別(べつし)て火事跡は急に普/請(しん)する事故/湿(しつ)気深かるへし 陽気の取扱専要也新宅ならは例年の掃(は [く])旬より五六日も 引下心掛へし自然の陽気待前文に書たることく蚕下の乾(かわく) 様に取扱桑の遍をかけ情を出し飼立へし毛蚕より鷹 蚕迄の間定例より三日斗り早く取扱へし五六日遅く捨てさ のみ違(ちが)ひ有べからす陽気の取扱是にて勘/弁(へん)有へしすへて 掃旬の早きは好さるなり蛾のきすみさへ考春は陽気發生 して掃事よろし世間遅き蚕/遅(おそ)き種不宣様に心得甚間 違なり當時切出し場の種相應に當ると云にて考知るへし   廿七  掃(はく)旬(しゆん)遅速(ちそく)の答 一或曰掃旬早き蚕節おくれて掃種は取扱に差別有之哉 答曰甚相違有掃立よりひかす迄取扱別段なりよつて外に 記(しる)すべし前に書ることく遅き蚕遅き種に理ありよつて自然 の陽気に取扱事/肝要(かんよう)なり或人軒の下にて飼ひ心見たる 事有又桑木えはきかけて見たる事もあり二品ともによ かりしとそ余は準(なそら)ひしるべし   廿八  蠺(かいこ)養/具(ぐ)幷/実取(みとり)の事 一圓座 《割書:二尺七寸|弐尺六寸》 一/箙(ゑひら) 《割書:長サ五尺四寸  但七寸符|横 弐尺二三寸 へり弐寸》