翻刻
二十/焼火炭(たきひすみ)之/答(こたい) 廿一/飼方(かいかた)尓て/蛾損徳有(ひるそんとくある)事
廿二/撫蠺半時桑不掛(なてこはんときくわかけざる)/答(こたい) 廿三/箙拵(ゑひらこしら)ひ之/答(こたい)
廿四/山中桑(やまなかくわ)の答 廿五/陽気(やうき)扱之答
廿六/新宅陽気取(しんたくやうきとり)の事 廿七/掃旬遅速(はきおそしすみやか)の事
廿八/蠺養具(さんよふぐ)幷/実取(みとり)之事 廿九/桑積(くわつ□)り之事
三十/種善悪(たねせんあく)を/知(し)る事 丗一/養蠺始終心得(やうさんししうこゝろゑ)之事
目 録 大 尾
一 総論(そふろん)幷定例
夫(それ)人の教(おし)しへ必(かならす)本あり未有基本に与りて行(おこない)は順(しゆん)にして成/易(やす)く未
をとりて行は逆(きやく)尓して成かたしと云云養/蠺(さん)の術(しゆつ)/専(もつはら)本末あり第一
陽気(ようき)陰気(いんき)の取/扱(あつかい)肝要(かんやう)也/蠶(かいこ)は陽/虫(ちう)なる故(ゆへ)に午の日を吉日とする也
陽気を好み陰気をきろふ也蠺は山野尓生るゝものといへる人あれ共
いちかひには申されす如何(いかん)といふに雨湿(うしつ)のわらさむき陰気/嫌(きろう)ふゆへ
火を以陽気を拵(こしらゆ)る也然共/自然(しせん)の陽気は上下の隔(へたて)なく拵ゆる
陽気平/坐(さ)して心よきは高き処/暖過(あたかすき)る也/雨湿(うしつ)北風なき晴天
には火を用るに不及然共火気なきは蚕下かはかす蠺下かはかされは
悪(あし)き臭ひいつる故に天井(うらいた)板の引戸長押の上引/窓(まと)等を明け火
を用る時は蚕下/乾(かわ)き/湿気(志つき)なし火を置には高き棚天井板近