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コレクション: 養蚕の書

養蚕家伝集 - 翻刻

養蚕家伝集 - ページ 8

ページ: 8

翻刻

二 よどみ口入時暖に遍をかける 三 起蚕(おきこ)間々見ゆる時は涼しく桑の遍を掛る低(ひき)く置 四 喰(くい)口/蚕(かいこ)無時は留(とめ)桑して円坐(わらた)一ツおき高く揚置 五 桑休の内暖に風の入らさる様すへし 六 桑附る時は昨日留桑したる刻限(こくげん)に又/跡(あと)の一桑/休(やすむ)る 七 桑付て一日涼しく飼ひ桑の遍を不掛低く置 八 蚕下を去(さ)りて暖に下を乾かす心得なり 九 幼少蚕(おさなこ)の時二起之間弐年/円坐(わらた)に入る 十 庭蚕(にはこ)葉桑にて桑付/即時(そくし)に蚕下去る 十一桑を掛る度毎に上棚下棚置處替る 十二蚕屋の戸を〆切蚕屋え入度手を洗口/嗽(そく)く専(もつはら)務(つとめ)とす 養蚕は日々の/手(しゆ)段有事なれとも四度起伏寒暖取扱定例に 替る事なし又曰陰気陽気の取扱に婦人心得/違(ちかう)う事あり涼し くと云は寒くし暖といへはいきらかす右/勘弁(かんへん)あるべき也毛子は八日 九日 獅子(しゝ)は七日か七日半 鷹(たか)子は八日九日 舟子は九日十日 庭(には)子は八日九日 右の日数にてよろしと志るべし進事有へからす 年の運/気(き)に随(したが)ひ引/延(のひる)る事有べし又曰/養蠺(やうさん)は片時(かたとき)油 断(たん)にて変(へん)出るもの也故/亭主(ていしゆ)心得(こゝろへ)肝要なり第一分/限(けん)/相應(さうをう)に 心掛へき也何程/手錬(しゆれん)をしたり共/手廻(てまは)り行/届(とゞ)かすしては こゝろの侭(まゝ)に成かたきもの也/片(かた)時の間/違(ちかい)にて蚕大病を 生す即時(そくち)も悪しくは療治(りやうし)を加(くわ)ゆれは其年は相應に出来る といへとも/蛾(ひる)の胎(たい)内に病根(ひうこん)残(のこ)りて種/疾(やまい)有り明年違有事 なり壱人の誤(あやまり)にて数家(すうか)の歎となる事故/善(よ)く学ひ覚へ へきの第一也又曰婦人/愚痴(くち)我慢(かまん)多き者多けれは変(へん)出