翻刻
そんなら左様して/貰(もら)うだが/此処(こゝ)に何か有つて/邪广(じゃま)に/成(なつ)て/起(おき)る/事(こと)が出来
ねへ一寸/是(これ)を/取(とつ)くんな柳「ハイかしこまりました/何処(どこ)にで/御座(ござ)います冨「この/小(かい)
/襆(まき)の/裾(すそ)にイヤ〳〵/其処(そこ)ぢやアねへエゝ/不器用(ぶきよう)なト云ながらお柳が手を取
ソレ/此処(こゝ)だと/烈火(れつくわ)のごとくに/勃起立(おへたち)し/男根(へのこ)の/胴中握(どうなかにぎ)らすればお柳は/不(ふ)
/意故愕(いゆゑびつ)くりし/顏赤(かほあか)らめて/差俯(さしうつぶ)く冨次郞は/採(とら)へたる/手(て)を/持(もち)ぐつと引
/寄(よせ)て/委細構(いさいかま)はず/推転(おしころ)ばし/足(あし)もて/小襆打掩(かいまきうちおほ)ひ/脇(わき)の/下(した)から手を
入れて/抱入(だきいれ)ながら/顏(かほ)見つめ冨「お柳/薮(やぶ)から/棒(ぼう)で/膽(きも)が/潰(つぶ)れやうが有
/様(やう)は/今面白(いまおもしろ)い/夢(ゆめ)を見て/居(い)た/所(ところ)をお/前(めへ)が/起したので/其面白(そのおもしろ)い夢を/何(ど)
/処(こ)かへ/無(なく)して/仕舞(しまつ)た/其腹(そのはら)いせにお前に云事を/聞(きい)て/貰(もら)はなけりやアなら
ねへ/否(いや)でも/有(あら)うが/彼様(かう)しなと云つゝ/股(もゝ)を/推開(おしひら)き/横抱(よこだき)に/割(わり)こんで
玉門へ手をやりくぢりながら/頬摺付(ほうすりつけ)て口を吸ば/元(もと)よりお/柳(やぎ)も/惚(ほれ)て居る
/若旦那(わかだんな)の事なれば/夢(ゆめ)かとばかり/嬉(うれ)しくて/早鼻息(はやはないき)をスウ〳〵と云せ
ながらに/抱付(いだきつく)冨次郞はさいぜんより十二分に/気(き)ざせし事/故矢庭(ゆゑやには)に
上へ/乗(のり)かゝり/彼一物(かのいちもつ)をあてがひて二突三突(ふたつきみつき)つき/立(たて)れば/了得(さすが)の/莖節高(かりだか)
/陰門(いんもん)の/左右(さゆう)の/縁(ふち)を/巻込(まきこみ)ながら半分餘りぬるりと/這入(はいる)女は/額(ひたい)に/皺(しは)
を/寄(よ)せ/歯(は)をくひしばつて身をもだえ/腰(こし)を/左右(さゆう)へ/振度(ふるたび)に/陰門(ぼゝ)にて/男(への)
/根(こ)を/喰〆(くひしめ)て/吸抜(すいぬか)るゝかと思ふばかり実に/希代(きたい)の/蛸壷(たこつぼ)なれば冨次郞は
/幻(うつゝ)をぬかし/深(ふか)く/浅(あさ)く/突立々々乳(つきたて〳〵ちゝ)を/嘗(なめ)たり喰ついたり/秘術(ひじゅつ)を/尽(つく)