翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

花芳野犬斑 / 山東京伝作 - 翻刻

花芳野犬斑 / 山東京伝作 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

ここにまたかまくらあふぎがやつ【鎌倉扇ケ谷】のとひざはてうにふるきのなかがいを【古着の仲買いを】 せいばいにして【、】ふるてや八郎兵衛といふものありなか〳〵いろ男にて 大のはうらつもの【放埒者】なりしかおつまといふ江戸げいしやとちゝくり 女房(にようばう)にしてよりやう〳〵とゞまることをしつてしかうしてのちに きま じめ と なり あけ くれ かげう をせいたして こと〴〵くかせぎ けるがこのたひ いなかへふるきのかいだしに ゆく とて た び や う ゐ し て【旅用意して】 たち いづる 【妻の台詞】 かならず又 はたごやで とめおんな □ぞを【なぞを】 ちよろまかし なさんなよ そしてはやくかへ      つてくんなよ なにもわすれた ものはなひかへ 〽おきみやげに一つぢぐりや せうちつとふるてやな ぢぐちたがこふもあらうか  かぢやふいごの       つらいもの  たびはういものときこへやう 〽あんまりわる      くつて  はなむけも    なりやせん 【ぢぐる:地口を言う】