← 前のページ
ページ 55 / 119
次のページ →
翻刻
西尾弥五郎 桑野八兵衛 鳥山権三郎
黒野与兵衛 堀池儀右衛門 熊部四郎左衛門
山本吉兵衛 野中孫右衛門 小幡勘之進
以上七拾弐人
勇功記曰廿八日暁天に到里諸手一同に本丸へ
乱連入る当手之軍士戸田伝右衛門は右手先
与り早く乗込敵余多突臥せ其身も右之足を
眉尖刀に懸ら連て倒しか池田茂右衛門続て
乗込貴殿は手を負たる哉と尋け連は伝右衛
門か曰御辺は池田茂右衛門尓てはなきか今
少早かりせは我等之手前を可見ものをと云
池田此時若党を呼伝右衛門手前悪け連は最
早働難成からん汝と伝右衛門家来両人して
後陣へ引除与と云馳通る伝右衛門池田か若
党に向て角閙しきとき節な連は我等を捨て
主人茂右衛門を可見届亦手前之下人久五郎
は我等之指物と鎗を以て小屋に帰り久留米
に於て嫡子小伝次《割書:後号長|右衛門》可渡と云けるを池
田若党と伝右衛門か下人久五郎甲斐々々敷
戸田を引起して終に本陣へ帰りしや味方段