キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

切支丹御退治記 49巻. [9] - 翻刻

切支丹御退治記 49巻. [9] - ページ 55

ページ: 55

翻刻

 西尾弥五郎  桑野八兵衛  鳥山権三郎  黒野与兵衛 堀池儀右衛門 熊部四郎左衛門  山本吉兵衛 野中孫右衛門 小幡勘之進    以上七拾弐人 勇功記曰廿八日暁天に到里諸手一同に本丸へ  乱連入る当手之軍士戸田伝右衛門は右手先  与り早く乗込敵余多突臥せ其身も右之足を  眉尖刀に懸ら連て倒しか池田茂右衛門続て  乗込貴殿は手を負たる哉と尋け連は伝右衛  門か曰御辺は池田茂右衛門尓てはなきか今  少早かりせは我等之手前を可見ものをと云  池田此時若党を呼伝右衛門手前悪け連は最  早働難成からん汝と伝右衛門家来両人して  後陣へ引除与と云馳通る伝右衛門池田か若  党に向て角閙しきとき節な連は我等を捨て  主人茂右衛門を可見届亦手前之下人久五郎  は我等之指物と鎗を以て小屋に帰り久留米  に於て嫡子小伝次《割書:後号長|右衛門》可渡と云けるを池  田若党と伝右衛門か下人久五郎甲斐々々敷  戸田を引起して終に本陣へ帰りしや味方段