キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

切支丹御退治記 49巻. [9] - 翻刻

切支丹御退治記 49巻. [9] - ページ 56

ページ: 56

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 々に乗込みける中に誰とは不知余田宇右衛  門を呼加希御旗を御本陣へ入る時節只今成  らんと云け連は余田あさ笑て云御旗を入る  者同合は其方達か知事にあら須無益之心遣  也と返答春暫有て白々と夜明る比余田旗を  打かたくて石垣を伝ひ登里本丸之内に旗を  立る山村彦四郎生駒平右衛門余田と一所に  有り此旗忠郷之御座し中たゝらへ手に取る  様に見にけ連は主之御喜悦不斜扨味方之軍  士本丸へ乗込け連は敵五六間引取て小屋之  前に陣を張弓鉄砲を放懸其外石材木等を投  加希しか猶難防也思けん小屋に敷たる苫筵  様之物に火を付て敵味方之間へ投出しけ連  は?是に迷惑して暫進得さりしか池田茂右  衛門傍輩に向て敵若突て懸るとも一足も跡  へ引をなか連如何にと成連は後は高き石垣  也面々かし古に落重て見苦しく死を可致手  尖之猛火鎮るに於ては此方ゟ一同可突懸と  云し也伊藤勘右衛門は昨晩之一戦に鎗創を  被りけ連共突折し敵之捨鑓を拾ひ集め群多