翻刻
/小野(おの)の赤玉茎筆(あかまらふで)
/無拳地獄(むけんぢごく)の図(づ)
【本文】
/無拳(むけん)ぢごくは婬婆開王(いんばかいわう)の/領(れう)するところ
にして/琴(こと)しやみせんの/音楽(おんがく)をきんじ
ちんく/大津画(おほつゑ)の/舞(ま)ひとうを
/婬々(いん〳〵)として/高(たか)わらひ/高(たか)こゑ
なとあることなし/色欲(しきよく)
/餓鬼(がき)こゝにあつまり
どうしんをもつて
/竹(たけ)の/根(ね)をほるごとく/焦(せう)
ねつ/大焦(だいせう)ねつの/朱玉茎(しゆまら)
どうかへしを/以(もつ)て/阿の穴開(あびかい)
をかずかぎりもなく/堀(ほり)のめす
/開血(かいち)の/池(いけ)となるときは/餓鬼(がき)うしろへ
まはつて/嶋屋(しまや)の/釜(かま)うでとなる/見(み)る/目(め)
かぐ/鼻(はな)のはなをつまみ/目(め)をかくして
/常(じやう)はりのはり/連中針(れんぢうはり)の/山(やま)の/針(はり)まらを
おしたてまんまと/一(いち)ばん/交合(し)での/山(やま)の
おん/方三途(かたさんづ)の/川(かは)の/白波(しらなみ)をぬらり〳〵と
おんなかし/六(ろく)道せんの六匁に壱匁五分
じばゝよといためおみやうがとして/金(きん)弐朱お/勤(つとめ)に/上(あげ)られませう
【右丁下】
「ぢようろとちがつて
ぢごてきはかうきを
やつてくれるから
こてへられねへアゝア
ソレ〳〵かぐはな
のはなΔ▲
いきは
【二文字不読】
あら
ねへ
スウ
〳〵〳〵
ハア〳〵〳〵
【左丁下】
「なんと
かうおくの
ほうを
つゝついたら
こてへられ
めへとふやら
おれも
たまら
ねへ
ソレ〳〵
「わちきの
やうなものに
かあいかられる
のもいんぐわな
えんまとあきら
めてたんときを
やつておくれ