翻刻
/開賊寢玉門(かいぞくねつび)を/除(よけ)
/子守(こもり)の/御札(おんふだ)
【本文】
/是(これ)なる/開(かい)ぞく/寢(ね)つび
よけ/子守(こもり)のおん/札(ふだ)は
うつくしい女とねんねこせい/寢(ね)んねの/玉門(つび)
たに/何(な)によ/見(み)るだァふ/玉茎(まら)を
ほこえて/里(さと)へいたさァとの/陰門(つび)やに
/紙(かみ)よもんだぬる〳〵/陰戸(いんこ)に/妾(せう)のうへ
【一行不読】
/寢(ね)エえんよりねてしてしよ」ト/酒玉茎(さかまら)
/如来小児(によらいせうに)諸々てんの/御詠歌(ごえいか)をとなへ
/子守(こもり)や/楽(らく)なやうで/楽(らく)ぢやまい
/内(うち)ぢやしかられ子にや/泣蓮華(なかれんげ)
/経(きやう)と/屄毛(ぼけ)きやうの/開目(かいもく)をしるし
/寺院(じいん)の日なた/鎮(ちん)じゆの/社(しや)ぜん
どうにおいて申立ばつかりを
/御祈祷(ごきたう)なしたるおん/札(ふだ)
なればかわらけのお水を共に
/天窓(あたま)へかけたる/色紙(いろがみ)の/半(はん)がけ/料(れう)を
さしいだして/御(お)ちやうだいあられませう
/下小開(だせうかい)わられましよ
【右丁下】
おいらは
さつきから
二三ど
きをやつたの
におめへは
まだ
ぐつ〳〵して
ゐるから
かくべつ
【一行不読】
をとこ
じゃア
ねへか
ハア〳〵〳〵
【左丁下】
「おいらの
うちじやア
こゝのさけの
ほかみりんや
すばかりだからおめへ
にこうぬら〳〵としろ
さけをたされるとどうも
こてへられねへモウ〳〵
だん〳〵いゝこゝろもちに
なつてくるせハア〳〵〳〵