翻刻
少右様に合せて大なる天目にて如常煎し
用ゆ也何程用ひても不苦也癰疔疽よこね
其外何にても腫物の類に用ひてめいよの煎
薬なり
腫物引薬
小豆粉大山椒の葉六月土用に取陰干にして
粉にし右弐色等分に合せ蘩蔞(ハカベ)汁にて
いかにも薄してのべて腫れた上にたひ〳〵
鳥の羽にて引へし
同方
沼貝黒焼赤 螺(ニシ)黒焼但酢に浸(ヒタシ)て七度焼也
牛馬の歯霜にして糠(ヌカ)霜にして枯礬
みやうはん【明礬】の焼かへしたるを云也右五色等分
能く粉にしてこはん【枯礬】少加へ蘩蔞(ハコベ)の汁に
て解き腫れ物に引へし強き腫れ引かせ
度時は酢にて解きて引へしいかにも薄くのべさい
〳〵引たるかよし
伯耆薬《割書:よう【癰】疔疽万つ腫れ物に用ひて|よしよこねによし》
津蟹(ツカニ)霜弌両糠霜にして弌両沈香霜弌 分(フン)鹿
角霜二匁七分ごはつそう弌両弌分右細末にして