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引馬野 《割書:此所さたかならす或ちりふの野と云或は|御馬野と云又遠江国に引間宿あり》
《割書:万葉|一》 引(ヒク)馬(マ)野(ノ)仁(ニ)爾(ニ)保(ホ)布(フ)榛(ハギ)原(ハラ)入(イリ)乱(ミダレ)衣(コロモ)尓(ニ)保(ホ)波(ハ)勢(セ)多(タ)鼻(ビ)能(ノ)知(シル)師(シ)爾(ニ) 長忌奥麻呂 寸
右大宝二年大上天皇幸参河国時歌
《割書:金葉|》 春霞立かくせとも姫小松ひくまの野へにわれはきにけり 匡房
《割書:続古|今》 かり衣乱れにけりな梓弓ひくまのゝへの萩のあさつゆ 式子内親王
《割書:千五|百》 姫小松引馬の野へに子日【「ねのひ」】して手ことにちよをかさしつる哉 顕能 昭
《割書:堀川|百》 引馬野ゝかやか下なる思草またふた心なしとしらすや 俊頼
花園山 《割書:賀茂郡細川村より巽方峯也今は|村積山と云花染山共》
《割書:夫木|》 浅みとりかすめる空の絶間より梢そしろき花園の里 為相
《割書:家集|》 しくれ染る花その山に秋暮て錦のいろもあらたむる哉
細川 《割書:額田郡細川里有|花その山よみ合》
《割書:堀川|百》 細川の岩間のつらゝとけなから花その山のみねの霞める 仲実
細川の岩間のこけも青みとり花その山の夏風そ松 和泉守信光
三河にわたりてほそかわの流と聞て
《割書:家集|》 ほそ川のなかれの末をくみ見れはまたいにしへにかへる波哉 幽斎
桜井寺 《割書:額田郡桜井寺村に有|》
ちれはうかひちらねは花のかけさしていつもたえせぬ桜井の水 弘法大師