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コレクション: 愛知県豊橋市関連資料

三河国二葉松 - 翻刻

三河国二葉松 - ページ 125

ページ: 125

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      るも哀なり 《割書:海道|記》 栽(ウエ)をきしぬしなき跡の柳原なをそのかけを人やたのまん    藤原光行         豊河 《割書:宝飯郡豊川里有|》 《割書:名寄|》 風わたる夢のうきはしとたへして袖さへふかき豊川の里 《割書:同|》  狩人のやはきに今宵やどりなは明日やわたらん豊川のなみ   衣笠内大臣【この歌コマ122に既出】 《割書:海道|記》 おほつかなよかわの川のけ【替カ】る瀬をいかなる人のわたりそめけん  藤原光行       かくて本野か原を過れは懶(ものう)かりし蕨は春の心を生(ハエ)た【替カ】りて秋の色       うとけれ共分行駒は鹿の毛にみゆ時に日重山(ヒテウザン)にかくれて月星       □【躔ヵ】に顕れ明暁をはやめて豊河の宿にとまりぬ深夜に立       出てみれは此川は流広く水ふかくして寔に遊た/る(か)なる渡也       河の石瀬に落る浪の音は月の光にこへたるも川辺に過る       風の闇は夜の色白し又みきはひなのすみかには月より       外になかめなれたるものなし 《割書:海道|記》 しる人もなきさに浪のよるのみそなれにし月の影はさしくる 鴨長明         星野ゝ池 《割書:宝飯郡行明村に星野ゝ旧跡有|》       本歌不見         荒野崎 《割書:万葉|》 いつこにも舩ともすらんあれの崎こき出て行たなゝし小舟 高市連黒人       右大宝二年太上天皇幸三河国時作歌