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るも哀なり
《割書:海道|記》 栽(ウエ)をきしぬしなき跡の柳原なをそのかけを人やたのまん 藤原光行
豊河 《割書:宝飯郡豊川里有|》
《割書:名寄|》 風わたる夢のうきはしとたへして袖さへふかき豊川の里
《割書:同|》 狩人のやはきに今宵やどりなは明日やわたらん豊川のなみ 衣笠内大臣【この歌コマ122に既出】
《割書:海道|記》 おほつかなよかわの川のけ【替カ】る瀬をいかなる人のわたりそめけん 藤原光行
かくて本野か原を過れは懶(ものう)かりし蕨は春の心を生(ハエ)た【替カ】りて秋の色
うとけれ共分行駒は鹿の毛にみゆ時に日重山(ヒテウザン)にかくれて月星
□【躔ヵ】に顕れ明暁をはやめて豊河の宿にとまりぬ深夜に立
出てみれは此川は流広く水ふかくして寔に遊た/る(か)なる渡也
河の石瀬に落る浪の音は月の光にこへたるも川辺に過る
風の闇は夜の色白し又みきはひなのすみかには月より
外になかめなれたるものなし
《割書:海道|記》 しる人もなきさに浪のよるのみそなれにし月の影はさしくる 鴨長明
星野ゝ池 《割書:宝飯郡行明村に星野ゝ旧跡有|》
本歌不見
荒野崎
《割書:万葉|》 いつこにも舩ともすらんあれの崎こき出て行たなゝし小舟 高市連黒人
右大宝二年太上天皇幸三河国時作歌